名古屋地裁で和解が成立しました。

名古屋国際音楽祭での障害者差別を問う裁判について。
本日1月20日 名古屋地方裁判所にて
CBCテレビ名古屋市と和解が成立しました。
和解内容など詳しくは、また改めて公表させていただきます。

以下に原告のコメントを載せておきます。


和解の話が出てきたとき、
最初は判決にこだわる気持ちが強かったです。
しかし、裁判長から原告の主張について全て立証できていると判断できないので、裁判官同士の協議によっては、原告の請求を棄却するとの判断もあり得る、と聞きました。
そのような事になれば、今まで裁判を通じて訴えてきたことが全く無駄になってしまうと思いました。

また、仮に勝訴したとしても、相手方が控訴し裁判がさらに続くと思われました。そんな事を考えると裁判所から出された和解案を受け入れた方が良いと思うようになりました。
それから、裁判所が「今回の裁判の意義は大きい」と認識してくれた事は、私にとって嬉しい事でした。

今後、被告らに望むことは、障がい者に対する差別扱いを絶対にしない、させないでほしいという事です。

この裁判でお世話になった弁護士の榊原先生をはじめ、
裁判書面の点訳を担当してくれた名古屋ライトハウスの皆さま、法廷に傍聴に来てくださったり、電話や手紙で励まして下さった皆様に本当に感謝しています。心からありがとうございました。
また息子家族の協力は本当に心強く助かりました。 

以上。